私(深緋代表)はタイ北部チェンマイで様々な乾燥食材を栽培・製造・輸出し、日本や欧米などにて卸販売しており
ます。以下の話は私がこのハーブボールと出会い、日本で商品化するまでの軌跡です。
日々の過労からか、加齢による衰えからか、私は数年前より重度の五十肩に悩まされていました。右腕に終始鈍痛が
走り夜も眠れず日常生活もままならない状態。病院を受診するも一向に改善せず、しばらくはこの鈍痛と付き合わなけ
ればならないものと覚悟しておりました。
*インターネットで詳しく調べてみても根本的な改善の手がかりとなるような文面は見当たりませんでした。
ある時、この五十肩の症状が癒えぬままタイへ赴くこととなり、ひどい鈍痛に悩ませられながらタイの北部チェンマ
イの自社支店へ向かいました。私の痛々しい様子を見たタイ人スタッフが「あなたの痛みを和らげる『薬』を明日病院
から持ってくる」と言います。翌日、期待していた私に彼が持って来たものは日本でもよく見かけるハーブボールでし
た。以前、私は日本で数回このハーブボールマッサージを受けたことがあるのですが、その効果を実感したことはこれ
までなく、単なる「気休め」程度のものと認識していました。五十肩に効く薬(西洋医学的な)と思っていた私は彼の
持参品に正直がっかりしたものの、せっかく私のために持って来てくれた彼の親切心を無下にできず、そのハーブボー
ルを使ってみることにしました。
使用法は日本のエステなどと同様、水に浸したハーブボールを蒸してから患部に回し当てます。鈍痛がひどい右肩か
ら腕を重点的におよそ30分。それを彼の忠告通り24時間おいて2回。すると、2回目施術の翌朝驚くべき変化があり
ました。それは変化というより「完治」に近いものでした。あれほどの鈍痛が魔法のように消え失せ、五十肩の痛みそ
のものが何であったのか忘れてしまうほどです。日本で何ら効果のなかったハーブボールマッサージが、なぜタイでは
これほど効くのか? その疑問に答えた彼の回答は次のようなものでした。
タイでは健康保険制度が普及していないため、貧しい人々は軽度の病や怪我を病院に行くことなく、古くからの民間
療法で治してきました。ハーブボールもその一つで、薬効ある数種のハーブを病や怪我に応じて調合し利用しているそ
うです。よってハーブボールに使用されるハーブは千差万別、症状やその家庭によっても異なるようです。そしてタイ
では、このハーブボールマッサージを医療行為の一つとして大学病院など医療機関でも頻繁に利用されていると言いま
す。彼が私のために持ってきたハーブボールはタイ北部チェンマイの有名医療機関マコーミック病院内で調合してもら
った医療機関用のハーブボールだったのです。半ば諦めかけていた五十肩の鈍痛をたった2回の施術で取り除いたこの
ハーブボールの正体を知りたくなり、調合に関わったマコーミック病院の脳外科医師に面会を求めました。忙しいなか
時間を割いていただいた先生に、痛みがとれたことへのお礼の後、ハーブボールについての疑問を投げかけてみました。
まず、以前日本で利用した時全く効果がなかったのはなぜか? 医師いわく、ハーブボールに使用するハーブは症状に
よって様々な調合方法があるが、おそらく日本のそれはタイのお土産品ではないかとのこと。そしてハーブにも有効期
限があり、あまり古いものでは効果が薄いということ。医師は私に、施術の際その場でハーブボールを作っていたかと
尋ねました。中身がわからないハーブは決して使用してはならず、なかにはカビや虫が湧いているものも多いとのこと。
日本での施術時にその場でハーブボールを作ってくれるところは珍しく、確かにそれではどのようなハーブが使われ、
いつ作られたかもわかりません。詳しく説明してくださった医師に、無理を承知で有効かつ安全なハーブの仕入先、そ
して医療機関で使用するハーブボールの調合方法を尋ねました。日本でのハーブボールがいい加減な使い方をされてい
る現状を知ったこともあったのでしょう。特別にその全てを教えてくれました。
それから半年間、私は先生から紹介されたタイ医療機関向けオーガニックハーブ農園を訪ね歩き、有効なハーブボー
ルに必要な10種類のハーブの仕入先を確保。そしてチェンマイの自社工場内にハーブを調合する設備を整えました。
それと同時に日本の厚生労働省を訪ね、各ハーブの検疫検査と輸入の許可をとりつけました。成田空港の植物検疫所に
は度々通い、様々な相談や検査を実施しました。そこで知ったことは、現在日本で売られているハーブボールのほとん
どが輸入検査を受けずハンドキャリーで持ち込まれていること、つまりその安全性は保証できるものではないこと。こ
こに至って、私はこのハーブボールが日本において正真正銘の「ホンモノ」という自信をもちました。タイでのオーガ
ニックハーブ確保、安全な調合施設、日本での検査合格と輸入許可、これらを終えたのち、商品パッケージに使用する
文面が薬事法等日本の関連諸法に抵触しないよう関係諸機関から指導を受け、ようやくこの商品が完成しました。
もちろん、医薬品でもないこのハーブボールで必ず五十肩や肩凝りが治るとは言えません。しかしながら、タイをは
じめ南・東南アジア全土で古くから薬効ある民間医療と位置付けられているホンモノのハーブボールマッサージを日本
で気軽に体験することはできるのです。『中身が見える』ハーブボールキットにしたのもその安全性に自信があるから
です。当ハーブボールキットは同封の100%コットン布と紐を使って誰でも簡単にハーブボールを作ることができます。
厳選した10種のハーブがたっぷり150グラム入っていますので、小さなハーブボールを複数作ることもできます。ハ
ーブの香りがなくなるまで3〜4回使用でき、その後はそのまま入浴時に浴槽に入れてハーブ湯を楽しむこともできま
す。足湯で使えば足の冷えが驚くほど緩和されます。さらに、使い方次第で一層有効にホンモノのハーブを楽しむこと
もできるでしょう。
ご自宅で、お店で、プレゼントに、ぜひこのホンモノのオーガニックハーブボールキットで健康な毎日をお送りくだ
さい。その効果を十分に実感したからこそ、オススメできる逸品です。
*当文内容は当社内研修用資料から抜粋した個人の感想です。